心とからだを整える果実 ― なつめの魅力に魅せられて

みなさまこんにちは。らくだ道商店の山下です。

記念すべき第一回の投稿は私が魅せられた果実“なつめ“について紹介したいと思います。

なつめの紹介と言ってもその歴史はとっても古く、栽培自体も中国で6000年以上前に始まったとされ、古代の医学書『神農本草経』にも登場するほど歴史ある果実ですのでこれから様々ななつめに関する情報を投稿していきたいと思います。

なつめは古くから「不老長寿の果実」と呼ばれており、漢方生薬としての役割は「五臓を補い、心を安らげる果実」として高く評価されてきました。日本でも実は古墳時代(西暦250〜538年)の遺跡から種子が見つかっており、当時から人々に利用されていたと考えられています。

なつめを紹介する上でよく使われる文言で「一日三粒で老い知らず」というのがありますが、近年になってなつめに含まれる栄養素を調べると、サポニン、トリテルペン、ポリフェノールなどの抗酸化成分が豊富なことに加え、ビタミンA・Cやリノール酸なども豊富に含まれていることから美肌やアンチエイジングに効果的であるとされていることがわかっています。また、なつめに含まれるオレイン酸アミドという成分はストレスをやわらげ、睡眠を助ける作用があることがわかっています。さらに鉄分や食物繊維も多く、女性の健康サポートフルーツとしても人気です。

今日では、ドライフルーツとしてそのまま食べるだけでなく、なつめチップス、なつめ茶、さらには“なつめの花の蜂蜜“も日本で販売されています。

ほんのり甘い香りと滋養のある味わいは、毎日の健康の一助になるのにぴったりのドライフルーツです。ぜひあなたの日々の暮らしに合った形で“なつめ習慣”を楽しんでみてはいかがでしょうか?